AbemaTVトーナメント本戦(藤井七段 vs 木村九段)
超早指しのこの棋戦。
個人的には古豪の木村九段がここまで残って嬉しいところ。
早速藤井七段が攻め込んだ局面。
桂馬取りを見せられて忙しいが、
返し技は…
7五歩!
右に左にと手が広いのがさすがプロですね。
しかしこのまま桂馬を取り合うと木村九段の方が苦しいのでは、と
桂馬を取ったスペースに…
そう、4四桂
この金取りが攻めを繋ぐ要となります。
金逃げに対し銀を繰りだり厚みのある攻めをする藤井七段。
天王山に角を打ち付け、木村玉の2筋を壁にしてから7三の金と打ったばかりの角を交換する。
この局面で受け師木村のギリギリの一着が…
そう、7四角。
遠く2九の飛車を睨みながら歩成りを防ぐ攻防の手
しかし落ち着いて受けられると苦しい木村九段
どんどん攻め込まれるが
ここで根性の一着…
3三金打!!
早指しだけに粘りに粘りると焦ってしまう
しかし華麗に寄せきる藤井七段
この局面から最後の決め手が…
6三金!!!
見事な挟撃体制の出来上がり。
粘りも虚しく2手後には投了となった。