第32期竜王戦決勝トーナメント(久保九段 vs 藤井七段)
この対局は本当に名局です。
このブログだけでなく、ぜひ棋譜を並べて頂きたい。
さて、局面
は中飛車の出だし。
早速藤井七段から飛車交換を挑む!
これは飛車で応じるしかなく、激しい展開に。
互いに龍を作りあい、ここから壮絶なねじり合いが始まる。
中央では一進一退の攻防!
互いに1歩も譲らない
※この辺りは本当に素晴らしいねじり合いです。一手一手噛み締めながら並べてみてください。
しかし久保玉の美濃囲いに角が入り、壁になったのを見逃さない藤井七段。
切り札の端攻めを敢行!
。
端も詰めて藤井七段が押しているようだ。しかし局面は複雑怪奇で難しい。
そして久保九段も香車で攻撃を仕掛ける
もうついていけないほど複雑だ!
そして久保九段の渾身の一手
角の活用を図る
藤井七段の端攻めも完璧には決まらず、上手くいなされたようだ。
しかし玉が中央へ逃げてきたので追い打ちをかける一着
久保九段も持ち駒を蓄えている。
どちらが勝っているのか!?!?
しかしなんとも上手くいなしていく久保九段
そして指をしならせてこの一手!
藤井玉もかなり狭くなっている。
どうなる!?どうなる!?
と固唾を飲んで見守る。
藤井七段、久保玉を詰ませることが出来ない。
久保九段最後のチャンス
しかし1分で全てを読み切るのは難しかった。
詰みがあったようだ。しかし、それを逃した…
自玉が詰まなかった藤井七段、
最後は落ち着いて久保玉を詰ませて、見事に勝利した。