第91期棋聖戦(竹内五段vs藤井七段)
午前中の対局に勝って波に乗る竹内五段
対するは藤井聡太七段だ
戦型は竹内五段の中飛車になった
そして守りの銀を力強く上げていく
局後の感想ではこの手はやりすぎだったようだ
まだまだ序盤だが藤井七段がリードを奪っていく
やはり中飛車では争点は中央となる
舞わんばかりに駒が交換されていく
銀に角に飛車に
先に手を出したのは藤井七段である
一瞬は駒損するものの竹内五段の陣地はばらばらで藤井七段がはっきりリードしている
竹内五段も負けじと馬をつくり攻めていく
しかしそれに対してはしっかり受ける藤井七段
攻め手には困らないので危険の芽は摘んでおくのが懸命だ
必死に攻める竹内五段
1つ受け間違うと藤井玉も一気に危なくなる
しかし狙いすました受けの一手があった
こうなると藤井七段の駒がほとんど全て働いている
なんとも華麗に捌いたものだ
そして勝ちを読み切った藤井七段
最後の寄せに行く
もはや竹内五段の玉に受けはなく、藤井七段の玉に詰みはない
読み切ってしまえば怖いものなしだ
危なげなく勝ちきった藤井七段
次の対局が楽しみだ