叡王戦(村山七段vs藤井七段)
序盤の巧者の村山七段に対するは若手のホープ藤井七段
村山七段は公式戦400勝もかかった注目の1局だ
局面は互いの研究手順通りに進む
普通の角換わり腰掛け銀の駒組から一気に激しくなっていく
なんと香車取りを受けずに力強く金を繰り出していく藤井七段!
わずか32秒の考慮だ
これは確実に研究手順通りだ
しかし対する村山七段もほとんど時間を使っていない。
互いの研究がぶつかり合う展開となった
しかし藤井七段の一段飛車がよく効いている
香車を取られて馬を作られたものの、その馬を取りに行く
しかし村山七段!なんという研究!!
馬取りを無視して桂馬を取りに行く一手!!
普通は馬の方が桂馬より圧倒的に駒の価値が高い
第一感では馬を逃がすのを考える
そんな尋常ではない村山七段の一手に対して藤井七段は馬を取らない!!
これがプロの応酬か!!
しかし互いの研究手順ではあったが、リードを奪ったのは村山七段だった
局面は藤井七段が苦しくなってしまった
苦心のはや逃げで差をつけられないようにする
今度は必死に攻め込む藤井七段
しかし攻めが細いようだ
そこでプロをもうならせる控えの角!!
対応を誤れば村山七段は討ち取られてしまう
しかし強い村山七段
手堅く受け切ってから華麗に藤井七段を詰ませた。
これで村山七段は通算400勝達成です。
おめでとうございます。