観る将から指す将へ〜藤井聡太とどうぶつ将棋〜

主に藤井七段さんのプロ棋戦の棋譜の解説と、自分のどうぶつ将棋を元に振り返り兼勉強をやっていきます!

将棋棋士・誰が一番強い!?レーティング比較してみた

将棋棋士トップの4人(渡辺、豊島、藤井、羽生)のレーティングをグラフで比較してみた。*敬称略です。失礼します。

 

期間:2016年度(藤井聡太のデビュー年)~2019年7月20日

縦軸:レーティング

横軸:対局数

参考サイト:http://kishibetsu.com/rating.html

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*横軸は対局数なので人によって違います。

千日手はレーティングがないと判断され、グラフが不連続になります。

 

見ていきましょう!!

ぱっと見で一番上なのは!?青!渡辺三冠!!!

豊島名人、羽生九段、藤井七段はほぼ横並びに見えます。

正確には渡辺三冠=1940、豊島名人=1873、羽生九段=1862、藤井七段=1881です。

 

次に、対局数(=棋士としての充実度)が最も高いのは!?

つまりグラフが一番長い人!オレンジ!!豊島名人!!!

最近のタイトル戦の充実具合が表れていますね。

 

では、一人ひとり特徴を見ていきましょう。

まずは最も強い、渡辺三冠から

途中ですごく沈んでますね。低迷期があったことが見て取れます。

2017年中盤~2018年前半あたりです。

確かに2017年の竜王戦では羽生九段に敗れてついに竜王位を失冠しています。

しかしその後の2018年中盤で驚異の15連勝をしています!

この連勝でも100ほど上げています!

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これで完全復活した渡辺三冠

その後も好調が続き最高のレーティングを維持しています。

 

次に豊島名人

こちらはかなり安定して高いレーティングを維持しています。

2017年には12連勝を記録し、1900の大台を大きく超える進歩を見せています。

次の2018年には初タイトルを獲得し、波に乗っている棋士ですね。

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対局数が多く、タイトルも獲得しているのでかなり忙しいでしょうが、これからもどんどんタイトル戦で活躍してほしい棋士です。

 

次は羽生九段

ついに無冠となった羽生九段ですが、それでもなおトップクラスの強さを示しています。

波がありますが、いやな見方をするとちょっとずつレーティングが下がっているようにも見えます。

もう40歳を超え、棋士としてはかなり高齢なのですが強さはほとんど衰えません。

このレベルのレーティングを維持するには勝率6割くらいが必要なのですが、ほんとに将棋星人ですね。。。

ぜひもう一度タイトル戦で活躍してほしい棋士です。

 

次は藤井七段!

あっという間に七段になってましたね。

まずデビューからレーティングの上がり方がすごい(笑)

29連勝のうちにレーティングが1500から1700まで上がっています。化け物です。

2017年:73 戦 61 勝 12 敗 (0.836)

2018年:53 戦 45 勝 8 敗 (0.849)

と、8割を超える勝率を安定してキープしています。

 

グラフを見ても安定して上がっていますね。

一瞬低迷したような傾向はあれど、すぐに連勝を再開しています。

このまま勝ち続けたら、2019年度の終わりくらいにはレーティングが1位になっているかもしれません。

 

 

さて、いま注目のトップ4棋士をレーティングを元に紹介しました。

羽生九段がまだ維持を見せるのか、中堅へなる渡辺三冠・豊島名人が盤石を築くか、若手筆頭藤井七段が勝ち進みタイトルを獲得するのか。

 

これからも将棋界は目が離せませんね!!