叡王戦(稲葉八段vs山崎八段)
C級1組順位戦(金井六段vs藤井七段)
棋王戦挑戦者決定トーナメント(杉本八段vs羽生九段)
第60期王位戦第3局(豊島王位vs木村九段)
2連勝と波に乗る豊島王位
前局は木村九段優先だったものの、僅かなほころびをついて豊島王位が一気に攻めきった
さあ、注目の第3局を見ていこう
予想されていた戦型とは違い、矢倉の出だしとなった。
将棋の純文学だが、タイトル戦に登場するのは久しぶりな気がする。
局面は豊島王位が木村九段が囲いきる前に積極的に攻め始めたところ
近年タイトルを獲得している豊島王位の棋風は積極的果敢に攻め込む棋風だ
そして駒損をものともしない銀上がり
駒を前に前に進めていく
木村九段は駒得のチャンスだが、豊島王位の駒がどんどん攻め込んできては受け止められない
難しいやりとりがあったが、一度局面を落ち着ける。
こうなると木村九段も十分か
互いに強みを出しあえる展開となった
今度は木村九段が攻める番だ
しかし攻める駒は相手の玉ではない。
攻めの要の飛車を攻める
桂馬も投入して攻め込む
豊島王位の飛車がどんどん狭くなっていく
もはや盤面の右下は木村九段のエリアだ
将来入玉模様となればかなり手堅い
豊島王位の飛車はほとんど働かなくなった
少ない攻め駒で繋ぐしかない豊島王位
渾身の勝負手がでた!
控え室での評判はイマイチかもしれない。
ソフトの評価も最善手ではないかもしれない。
しかし将棋は2人の勝負師が作り上げるものだ。
肉を切らせて骨を断つ
この言葉が相応しい一手だろう。
木村九段も対応を誤れば一気に負けてしまう。
この盤の上には2人の勝負師の命を賭した切り合いが繰り広げられているのだ
豊島王位は苦しいながらも厳しい攻めを繰り出していく
木村九段は優勢ながらも少しも気を抜けない
ヒタリと一歩近づけば、ヒラリと一歩遠ざかる
喉元に切っ先を突き付けあった鍔迫り合い
この戦いを一歩リードしたのは木村九段
じわじわと豊島王位の攻めを受止め自由を奪っていく
もはや豊島王位は片腕だけで切り合いをしているような状態だ
もはや片腕の相手を倒すのは簡単だろうか?
全くそうではない
なぜなら相手は決死の覚悟があるからだ
熟練の勝負師は絶対に自分が死なない道をゆく
いわば盾も手に入れた木村九段
そして次は弓矢で攻めるといったところか
豊島王位の攻めが遠く届かないようにして、まずは小駒を上手く使って攻める
将棋とはなんとも面白いもので、そっと駒を動かす一手とパチン!と駒音高く指す一手は同じ一手なのに印象は全く違う
そしてこの一手はパチン!とした駒音の一手だ
もはや勝ちを読み切っているのだろう
あとは一気に決めにかかる
鮮やか、と言うしかないほど華麗に決める
この局面で豊島王位の投了となった。
熟練の勝負師、木村九段に軍杯が上がった。
どうぶつ将棋ウォーズ!勉強3
どうぶつ将棋の初心者向けの勉強ページです。
さて、局面。
どこにキリンを打てば相手のライオンが捕まりますか?
さすがにかんたん?
B1キリンですね。
次の問題
ゾウで王手しました。
相手がどこに逃げるかも考えて詰ませてください
といっても逃げるのは1箇所だけですね
B1ライオンと逃げて、こちらはC2ゾウ(またはA1キリン)とすれば相手のライオンは詰んでいますね。
では、最後の問題
少し発展しましたが考え方は一緒です
かっこよく詰ましましょう
まずは最初に思い浮かぶC1ヒヨコ成と相手のゾウを取りましょう。気持ちいいですね
ヒヨコがニワトリになるので、王手です。
相手はニワトリを取るしかありません。
そこでB2ゾウとします!
局面を想像してください。見覚えありませんか?
そうです、このブログの1つ前の問題と同じ局面です。
あとは同じですね、
B1ライオンに対してC2ゾウ(またはA1キリン)で詰みです。
発展の発展
最後にA1キリンで詰ませるならゾウが1枚余ります。
ということはC1ヒヨコ成とゾウをとりましたが、そこにゾウがいなかったとしてもC1ヒヨコ成から詰んでいるということです。
実践でヒヨコのただ捨ては指しにくいかもしれませんが、詰みまで読み切ってヒヨコの成り捨てができると気持ちいいですね
王将戦(三浦九段vs斎藤王座)
トッププロ同士の対局
期待に裏切らず大熱戦となった。
本局、ぜひ並べて頂きたい。
熱戦すぎて、一手だけの紹介とする予定が三手も気になる手が出来た
互いに均衡のとれた局面
大駒を捌き合う展開なので、上手く敵陣を突破していきたいが
自陣飛車!!
なんとも視野が広い
馬を消されたくない斎藤王座
2八桂馬と持ち駒を使うがいかにも辛い(実践はいい勝負だが)
次の局面!
先程よりも激しくなってきた
終盤戦の入口だろうか。
「終盤は駒の損得よりも速度」という格言はよく使われるが
9二香車!!
香車を取られないため(取っても9二の働きが悪いところにするため)にふわりと香車を浮く
なんともじっくりした手が見えるものだ…
次の局面!!
相手の玉に迫りたい局面
しかし狙うのは馬!
この攻めがほんとに早いのか、と疑問だが実践では厳しい攻めとなっている。
アマの第一感とプロの深い読みにはここまで差があるのか…と唖然とする手です
youtubeの将棋/どうぶつ将棋実況
https://www.youtube.com/channel/UCbhWXiy0RUrkPbqKR6KlItQ
最近のYoutubeに上がっている将棋とどうぶつ将棋の実況です。
音声がないものも多いですが。
どうぶつ将棋で実況者No1の実力を目指します。
まだまだ先は長いですが。
コメントあればお願いします。